日本のインフラは、その多くが高度経済成長期以降に整備されており、今後、地方公共団体は、老朽化する大量の橋梁やトンネル等のインフラを維持管理していく必要があります。
今回のフォーラムでは、「インフラメンテナンス・イノベーション-県内取組み事例紹介」と題し、インフラ点検の効率化や、修繕における新技術の活用についての知識・視野を広げることを目的として、バックグラウンドとなる非破壊検査の基礎知識からドローンや深層学習などを用いた様々な応用事例までを紹介します。
本講演が、非破壊検査技術の理解、および、今後のイノベーション、ビジネスへの応用に向けた一助となれば幸いです。新技術の応用に興味のある皆様に広くご参加いただきたく、お願い申し上げます。
1.日 時 令和3年9月17日(金) 13:30~16:00
2.場 所 Zoomによるオンライン開催
3.主 催 くまもと技術革新・融合研究会(RIST)、くまもと産業支援財団
4.内 容
○開 会 挨 拶 13:30~13:35
1)ドローンを活用したインフラ点検などの取り組み状況について 13:35~14:35
九州電力株式会社 熊本支店 技術部 通信ソリューショングループ 森重 孝明 氏
当社では、電力設備の点検や災害時の現地調査など様々なシーンでドローンを活用しており、
2019年度からは社外向けにドローンを活用したサービス事業「九電ドローンサービス」も提供しております。今回、社内外でこれまで実施したインフラ点検の事例などについて紹介します。。
~休憩~
2)身の回りの非破壊検査 14:50~15:25
熊本大学大学院先端科学研究部 教授 森 和也 氏
対象物に穴を開けたりすることなく、内部の状況を調べる方法を非破壊検査といいます。非破壊検査は、工学では工業材料の検査、医学では体の検査などに使われます。これらの例を紹介し、熊本大学で開発中の水撃音響法についても言及します。
3)道路のひび割れの自動検知および修繕技術について 15:25~15:55
熊本大学大学院先端科学研究部 助教 田邉 将之 氏
日本国内にはおよそ100万kmの舗装路面があり、近いうちに50年という耐用年数を迎えようとしています。舗装道路のメンテナンスの新しい試みとして、深層学習を用いてひび割れの自動検出を行い、その場でひび割れを自動修繕する取り組みについて紹介します。
○閉 会 挨 拶・閉 会 15:55~16:00
5.参加料 無料
6.お申し込み WEB申し込み か、メールにご氏名・会社名(ご所属・ご役職)を記入の上RIST事務局(rist@kmt-ti.or.jp)までご連絡ください。
■WEB申し込みからお申し込みをいただきましたら、すぐに自動返信メールにて、当日参加用のURLをお送りいたします。
■事務局までメールでお申込みいただいた場合は、別途事務局よりURLをお知らせいたします。
※ご記入いただきました個人情報は、本フォーラムの申込処理及び今後のRISTの催しの案内に限定して使用します。