第335回 RISTフォーラム
今回のRISTフォーラムは、「IoT時代のシステムエンジニアリング~FRAMとSTAMP、複雑化するシステムの安全性保証~」をテーマに開催致します。
現在、多くのシステムは、独立したシステム(ソフトウェア、クラウドサービス、IoT機器、装置等)が相互に作用、複雑化、大規模化し、従来とは異なる安全性担保のための解析手法が必要になっています。
そうした中で注目され、国内でも活用が始まっている2つの安全性保証のためのモデリング手法が今回、ご紹介しますSTAMP(Systems-Theoretic Accident Model and Processes)とFRAM(Functional Resonance Analysis Method)です。
複数のアプリケーションを組み合せたシステム、AI・ロボット・自動化機器・IoTを使ったシステム、クラウド上のサービスと組み合せたシステム、ハードウェアとソフトウェアを組み合せたシステムなどのシステム設計・開発、あるいはその利用の上でおおいに参考になるものと思います。
今回のフォーラムでは、入門編として、事例や適用場面を含め、わかりやすくご紹介し、ご参加の皆様の今後の取組みへ繋がることを目的として開催致します。
皆様の奮ってのご参加をお待ちしております。
1.日 時 平成30年12月12日(水) フォーラム 14:30~17:20
情報交換会 18:00~20:00
2.場 所 ホテル メルパルク熊本 3階 烏帽子
( 熊本市中央区水道町14-1 【TEL】096-355-6311 )
https://www.mielparque.jp/kumamoto/
3.主 催 くまもと技術革新・融合研究会(RIST)、(公財)くまもと産業支援財団
協 力 ソフトウェア技術者協会(SEA) 九州支部
4.定 員 60名
5.申込み締切 12月7日(金)
6.内 容
1)開会挨拶 14:30~
2)情報システムの最近の動向 14:35~15:35 (60分)
システムオブシステムズ、AI,IoTなどの最近の情報システムの動向と解決すべき問題点などについて解し、次にシステムの安全性保証のための方法論のうちFRAMについて解説する。
北陸先端科学技術大学院大学 名誉教授 落水 浩一郎 氏
休憩(10分)
3)「システム理論に基づくモデリングSTAMPの概要と動向」 15:45~17:15 (90分)
マサチューセッツ工科大学のNancy Leveson教授が提唱したSTAMP(Systems-Theoretic Accident Model and Processes)は欧米を中心に産業界で注目されている。
大規模・複雑化が進み、相互作用も多様化したシステムに対しても有効で、非技術的な要因も考慮で きる包括的な事故防止アプローチであるSTAMPとその代表的な解析技法STPAを中心に、概要と動向を紹介する。
長崎県立大学 教授 日下部 茂 氏
4)閉会挨拶 17:15~
情報交換会 (上通り付近で予定) 18:00~20:00
7.参 加 料 フォーラム:無料、 情報交換会:会費制(2000円程度)